NISAで買う銘柄どう選ぶ?
初心者が迷わない選び方ガイド【2026年版】
▶ 結論(1行)
「初心者はeMAXIS Slim S&P500かオルカン1本だけ積立て、迷ったらeMAXIS Slim全世界株式。それ以上は考えなくていい。」
たくさんのファンドを比較する必要はない。「信託報酬が低いインデックスファンド1本」を選んで毎月積立続けるだけ。このページでは「なぜそうなのか」と「選ぶときの落とし穴」を正直に書く。
NISAで買えるものの種類を30秒で理解する
新NISAには2つの投資枠がある。つみたて投資枠(年120万円)と成長投資枠(年240万円)だ。
つみたて投資枠(初心者はここから)
購入できるのは金融庁が基準を満たすと認定した約300本の投資信託・ETFに限定されている。コストが低い、長期投資に向いている商品だけが並ぶ仕組み。「ランダムに買っても外れにくい」のが特徴。
成長投資枠(慣れてきたら)
国内外の株式・ETFを幅広く購入できる。個別株もOKだが、その分自分で選ぶ必要がある。初心者が最初に使う枠ではない。
つまり「つみたて投資枠でインデックスファンドを積立」が最初の正解。選択肢は絞られているので、300本の中で「コストが最安の商品」を選べばいい。
銘柄の選び方3ステップ
アクティブファンド(プロが銘柄選定)は信託報酬が高く、長期では負けることが多い。インデックス(指数連動)一択。
年0.2%の差は10年で数万円の差になる。eMAXIS Slimシリーズ・SBI・V・投資信託シリーズが候補。
S&P500(米国集中・過去リターン高)かオルカン(世界分散・安心感)を選ぶ。両方は不要(オルカンの中身の6割は米国なので重複する)。
⚠️ これをやると後悔する「銘柄選びの落とし穴」
- ランキング1位だから買う(ランキングは純資産額・販売数での順位で、パフォーマンスとは無関係)
- 分散のために5〜6本買う(コストが増え管理が複雑になるだけ)
- テーマ型ファンド(AI・メタバースなど)を積立てる(信託報酬が高く、テーマが廃れると損失)
- 毎月分配型ファンドを選ぶ(分配金に税金がかかり、複利効果が薄れる)
みくが実際に選んだファンドと理由
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)通称:スリム米国
楽天証券で月5万円(楽天カード積立)で継続中。S&P500に連動するので米国トップ500社に一気に分散できる。購入したのはiSPEEDの「投資信託」→「積立注文」から、「スリム米国」で検索すると一発で出てくる。
正直なところ、「もっとリターンが高いファンドがあるのでは」と何度も乗り換えを検討したけど、6年間継続してきた結果が一番よかった。乗り換えの手数料はゼロでも、切り替えのタイミングで機会ロスが発生した経験から、今は「決めたら変えない」を徹底している。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)通称:オルカン
約50ヵ国・3,000社以上に分散。「米国が崩れたらどうしよう」という不安がある人に向いている。S&P500より信託報酬がわずかに低い(0.05775%)のもポイント。
私が2022年に試したとき、楽天の積立設定変更画面で「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と正式名称で検索しないと出てこず、「オルカン」で検索しても見つからなかった。正式名称を使うこと。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドSBI証券ユーザー向け
eMAXIS SlimのS&P500と実質的に同じ指数に連動。SBI証券でVポイントや三井住友カード積立を使いたい人はこちら。楽天証券では取り扱いがないため、口座によって候補が変わる点に注意。
信託報酬の差が20年でいくらになる?
月5万円積立・年率7%運用(仮定)・信託報酬0.09% vs 1.08%の比較(参考値)
⚠️ 20年間で約330万円の差
月5万円積立で同じ投資をしても、信託報酬の差だけで20年後に約330万円の差が生まれる(仮定計算・参考値)。この差は誰にでも確実に発生するコスト。インデックスファンドを選ぶ最大の理由がこれ。
主要ファンド比較表(◎/○/△)
← 左右にスクロールできます →| ファンド名 | 対象地域 | 信託報酬 | 過去5年リターン | 分散度 | 初心者度 |
|---|---|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
米国 | ○ 0.094% | ◎ 約+155% | △ 米国集中 | ◎ |
| eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン) |
全世界50ヵ国 | ◎ 0.058% | ○ 約+120% | ◎ 50ヵ国+ | ◎ |
| SBI・V・S&P500 | 米国 | ◎ 0.064% | ◎ 約+155% | △ 米国集中 | ◎ |
| ひふみプラス(例) | 日本+海外 | △ 1.078% | △ 約+40% | △ | △ 上級者向け |
ひふみプラスはアクティブファンドの例として掲載。悪い商品ではないが、信託報酬が高くインデックスに長期では勝ちにくい傾向がある。初心者にはインデックス一択を勧める。
上記ファンドをすべて取扱。楽天カード積立でポイント還元あり
選ぶときに失敗した話
みく
IT系Webデザイナー・米国株歴6年
最初の1年は本当に迷走していた。楽天証券の「投資信託ランキング」を見て「売れてるからいいだろう」と思い、バランス型ファンドを買った。当時は「株だけじゃなく債券も入ってるから安心」という理由だったが、後でeMAXIS Slimと比べると信託報酬が7倍以上違っていたことに気づいた。
バランス型を解約してスリム米国に切り替えたのは投資を始めて1年2ヶ月後。売却→購入の手順は、楽天証券のiSPEEDで「ポートフォリオ」タブから「解約」を選び、入金確認後に新しいファンドを「積立注文」で設定する流れ。即日ではなく約定に2〜3営業日かかる。その間に相場が動くので、タイミングを意識するのが無駄だと気づいた。
もう一つの失敗は「テーマ型ETF」。「ロボット・AI関連ETF」に飛びついて成長投資枠で買ったことがある。確かに最初の3ヶ月は上がったが、その後の調整で含み損に転じ、結局ETFの中身の入れ替えでコストも嵩んだ。「テーマが旬」の商品は買いやすい分、熱が冷めたときの下落も早い。今はシンプルなインデックス一本に戻している。
読者Q&A(対話形式)
よくある質問
※ 口座開設後、iSPEEDアプリから積立設定できます
免責事項
本ページの情報は投資助言・特定のファンドへの投資推奨を目的としたものではありません。過去のパフォーマンスは将来の結果を保証するものではありません。掲載情報(信託報酬・スペック等)は執筆時点のものであり、変更されている場合があります。最新情報は各運用会社の目論見書でご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。
記事内にアフィリエイト広告を含みます。
📚 本記事の参考文献・出典
本記事で引用したデータの一次ソース一覧です。情報の最終確認日も併記しています。